2015年8月11日(火)
朝4時カラスの鳴き声で目が覚める。北海道に来てから思うことなのですがカラスが多いです。なにかあさりに来るのでしょうか、キャンプ場の上で早朝から騒々しくてたまりません。
うるさいなーと思いながらパンを食べ、撤収。7時前に出発することにしました。
キャンプ場を出てからすぐ知床横断道路に入って羅臼を目指します。道に入ってすぐプユニ岬の看板があったので立ち止まりました。ウトロ市街やオホーツク海のビュースポットのようですが、綺麗な景色を展望することができました。北海道は変な名前の場所でも侮れません。
さらに知床横断道路を進んでいきます。だんだん高度も上がっていき、素晴らしい景色を見ながら気持ちよく走ることができました。個人的に今まででナンバーワンの絶景道でした。
真ん中くらいにある知床峠で休憩しましたが、羅臼岳がすぐ近くに見えました。
少し肌寒いくらいですが非常に気持ちよい景色を堪能してから先に進みます。
この先羅臼に出る手前にある無料の露天風呂「熊の湯」に寄ることにしました。
渓流に掛かる橋を渡ると脱衣所が見えてきました。明るいなか裸の男達がいっせいにこちらを見たことにビビリましたが、自分も入らせてもらいました。
熱っ、かなりの熱さです。水を足すとおっさん達に怒られるそうなので、我慢して浸かることにしました。頑張っているとだんだん熱さにも慣れ、自然に囲まれて気持ちよく入ることができました。
道に戻ってしばらく進むと羅臼の市街地に到着です。
ここからは海沿いを知床半島の奥へと向かいます。しばらく走るとまたしても温泉に到着しました。
セセキ温泉は海岸の岩場に湧いている温泉で、満潮時は沈んでしまうので入れないそうです。幸いこのときは大丈夫でしたので、連ちゃんになりますが入ることにしました。
海水が入ってぬるいのかと思いきや、先ほどの熊の湯に負けないくらいの熱さ。岩に腰掛けて沖を眺めながら入っていると不思議な感じになります。天気も良いのでしばらくぼーっとしていました。
立て続けに温泉に入り、さっぱりしたところで羅臼の道の駅にある知床食堂で昼ごはんを食べ、海沿いを南へ向かうことにしました。
国道244を進み、途中で野付半島の方へと入っていきます。両側に海が広がる細い部分に道が走っています。それにしても面白い地形です。
道の横にはドドワラが広がっています。これはトドマツの林が海水の浸食などによって立ち枯れてしまったものだそうで、独特な景色になっていました。
国道244に戻り先へと進みます。風連湖をぐるっと回るかたちで進んでいくと根室の市街地に入りました。かつて日本特急旅行ゲームのハプニングカードでよく飛ばされて来たことが思い出されますが、最果ての町のイメージです。さらにしばらく東へ向かうと日本最東端の地、納沙布岬に到達しました。
到着したときは霧が出ていたのですが、うまいことだんだん晴れてきました。
最北端に続き、最東端も制覇したということで、またしても無駄な達成感に浸ります。
岬へは南側の海沿いを回ってきましたので、そのまま北の道へぐるっと周って根室市街へと向かいます。
この辺りの海沿いに草原が広がる風景もかなり良かったです。
根室市街地では祭りが行われているようで、通行止めが多数でかなり迷いました。迂回路を指示されるのですが全然わかりません。困っていたところ親切なタクシーの運転手さんが道を教えてくれました。教えてくれたとおりに進んで行くと、おかげさまで根室市街地に出ることができました。感謝です。
根室からは北太平洋シーサイドラインに入り今日のキャンプ地である霧多布岬を目指します。
それにしてもこの日も天気はよくないという予報だったのですが、ずっと良い天気に恵まれて走ることができました。いよいよ自分も晴れ男としての自覚を持たないとな、などと考えながら走っているとだんだんと霧が濃くなってきました。雨こそ降っていませんでしたが、頑張って走り続けやっと霧多布岬に到着しました。
何にも見えません。さすが霧多布岬というだけあります。
しかたがありませんので、すぐ隣にあるきりたっぷ岬キャンプ場に入ることにしました。ここは岬から海が見えるロケーションの良いキャンプ場なのですが、なんと無料です。しかもちゃんと管理棟もあります。素晴らしいですね。近くに風呂とスーパーもあり利便性も高いので、また天気の良い日に来たいところです。
とはいえ、この日は霧に包まれていて何も見えず。さらに夜半過ぎから雷と雨、さらに強風にテントが煽られなかなか熟睡することができませんでした。
今回のルート
走行距離:392km